ちゃんとブログ更新できていぇーいめでt…クソオーバーしてました
ライブレポがライブに行ってても書くような雰囲気でないので、1回ここで今掘ってたジャンルの記事書いてみたんでけど、やっぱりダメなんだよなあー活力がない。
そんな中でも1年は立つもので、今年も終わりに近づいてきました。
Contents
1.2020年の邦楽
今年の個人的総括。
1月~2月の段階で個人的なビッグタイトルが立て続けに出たり忙しいのも相まって、「今年もうすでにめちゃくちゃ頑張ってるし、すごい1年になるのでは?」と期待してました。
そしたらコロナの世界的流行でライブハウス自体が悪い意味で取り沙汰され、補償がほぼない自粛要請でライブがドンドンなくなり、ライブハウスは配信とクラウドファンディングでなんとかつないでいくという、かなりしょっっっっぱい1年になってしまいましたね………
その分だけフラストレーションを貯めながら、どうぶつの森でライフポイントを回復したり、と酒とジャンル掘りをやってましたが、前年に比べて駆け抜けきれなかった1年でした。
そんな中でも良かったことは、なかなか行く機会がなかった、EGO-WRAPPIN’とthe band apartの野外公演に行けたり、アーティストはたくさん音源を出してくれて、やった!うれしい!!という気持ちにさせてくれたこと。
本当にありがたかったです。
というわけで、近年では一番アルバムを聴いたんじゃないでしょうか!
知った範囲が多くなったから去年よりベストを決めるのに時間がかかったわ!
順位キメてますがほとんど大差ないです。ベスト1位だけはぶっちぎってるけどね!
今年もやります年間ベスト!
混迷の時代の邦楽編!!
2.年間ベストアルバムについて
今回の判定基準
1月からふわふわ考えてましたがこんな感じです。
・1曲が強いタイトルがあろうが、アルバム全曲を聴いて評価
・よく聴いているアーティストは判定厳しめ
(ポリシックスとナードマグネットが毎年ランクインしてしまうため)
・2020年1月~11月のリリースが対象(12月は追いきれなかった・・・・ため)
・シングルは対象外
・EPは対象だが、アルバムよりは判定が厳しくする。
・以前のランキングにランクインしているアーティストはさらに厳しく
アルバムの構成含め、今まで出会わなかったアルバムを高めに評価しています。
結果は発表しているけど理由は言ってない!!というわけで始めますよ!!!
10位
King Gnu/CEREMONY
去年のベストが今年は10位に。
というか連続で入るのがおかしいんですけどね…
去年からアルバムが今年の1月に出るって話で、モンスターヒットになった白日から傘、飛行艇、Teenagerなどなど、先行配信&タイアップの嵐でどんなアルバムになるのか……?というのは去年のベスト記事見てたら案の定書いてました。
来年は新しいフルアルバムが出るのでそれにも期待。クセの強いシングルめちゃくちゃあるけどどう収集つけるんかな・・・・



などなど、否の意見が多かったんですが、私は「アルバム」としてこの作品を恐ろしいくらいのストロングなパワーで落とし込んだことに凄まじさを感じました。
だってあんだけヒット飛ばしてる曲入れまくったらアルバムじゃなくてコンピレーションみたいになるわ!
すでに曲のイメージが先行してるやん!
と思ってた人なので、アルバム通しで聴いて「よくここまでアルバムに落とし込めたな……」と驚きながら聴いてました。
曲順と途中のインタールードで曲を繋ぎ1つの作品としてつくるというのは、今現在の1曲でのヒットを飛ばすことが主体のプレイリスト文化に逆行しているとは思いますが、私は今後も失って欲しくない要素だなと思いますよ。
通しで聴いてようやくわかるというのは、満足感もあって良い。
まあ一番いいのは曲単体で先行配信してメガヒットして、それがアルバムの核になっているというのがいいんでしょうけど。(さすがに白日は自分で聴き込みすぎてアルバムから浮いてましたが)
配信曲以外の曲もSympaからの系譜の曲調で好き。
King Gnu自体も足元を固めるための一年と言っていたので新しいアルバムもこんな感じになったんでしょう。
それでもスゴいけどな!!
新しいアルバムを出すときには、また新しいビックリがあるんでしょうね……何をしでかすのだろうか。
というわけで、Twitterでは呟いてませんでしたが、このKing Gnuのアルバムが今回のベストの基準となっています。
アルバムとしての構成力、曲の強さ、そして何より(作者が)新しさと驚きを感じられたかどうかという点でKing Gnu「ceremony」よりも優れていると思ったアルバムが9位以降のものになります。
各アルバムのリードトラックのMVとSpotifyのリンク載せておきますね。
てなわけで9位をどうぞ。
9位
Attractions/POST PULP
めっちゃ前にSpotifyの聴くリストに入れて忘れ、12月にTSUTAYAでレンタル漁ってたときに見つける。
後日ファミレス寄ってアルバム選定中に視聴、候補アルバムをぶっ飛ばすほどの衝撃で即ランクイン!
こんなに気持ちのいいアルバムある?
Suchmosからのシティポップの系譜から、少し夜にマッチするような感じのアルバム。
オシャレオシャレオシャレオシャレオシャレ~
候補にあったアルバムも良かったのだけど、個人的なヒットが多いのと、方向性の統一感でこっちになりました。
8位
藤井 風/HELP EVER HURT NEVER
今年の若手アーティストの顔(アルバム)。
たしか配信のイベントきっかけで知りました。
Spotify見返すと月間の好きなものプレイリストに入ってましたわすげえ。
完全に忘れててFM802のヘビロテで「優しさ」が流れまくってて、アルバムがリリースされたことを知りましたがね…
アルバム曲全てMV作成というストロングスタイル。
センス光るメロディーと岡山弁の特徴ある声!っていうのがブワーっとレビューとか見てたら書いていたのですが、私は山崎まさよしとか青い蝶の時代の秦基博がめちゃくちゃ好きだったので、このタイプの若手のアーティストが表舞台に出てきたのが個人的に嬉しかったというのもあって今回のベストに選出しました。
え、武道館やるの……?来年またデカくなりそうですね。
7位
ROTH BART BARON/極彩色の祝祭
11月の選出の時に滑り込んできたアルバムpart2。
作者はfreakrecordっていうレコードCDセレクトショップによく行くのですが、そこでこのROTH BART BARONがよくプッシュされているのを見てました。Twitterのタイムラインにもちょこちょこ出てきたり、去年知り合った音楽仲間がライブ行ってたり、個人的な話題ではけっこうな頻度で出現。
そして9月に極彩(今回のアルバムのリードトラック)が配信され、瞬く間にタイムラインを席巻し、とりあえず買ってみるか!!と買ったのが11月。
しばらくバタバタしてた時期に買っていたことを思い出して、部屋のスピーカーで視聴。



男声ウィスパーボイスで実験的な曲っていうとトムヨークしか思い浮かばない自分に少し悲しくなりましたが、そのぐらいのスケール感のアーティストという印象でした。
普段聴かない分野であり、それでもなお耳に入ってくる衝撃は、このアーティストは今見ておかないといけないアーティストだと思い、気づいたらワンマンライブのチケットを抑えてました(マジで最高だった)
現代的なフォークソングの手法……と言われてもピンと来なかったんですけど、森の中や自然の中で歌っているような幻想的な面もあるんだけども、日常にいつのまにか入り込んでいるような身近さもあって、不思議な感じがとてもすき。
私自身が持っていたフォークのイメージとは異なる、「もう一つの側面」という意味でのオルタナティブなものになると思ったり。
まあでも、そないにこのフォークのジャンルに詳しくないので、こんな感じのアーティストあれば教えてください。
奇妙礼太郎くらいしか知らねえ!!
6位
toconoma/VISTA
アーティストはイベントで仲良くなった音楽仲間に教えてもらった。
フジロックとかの話で出てきてましたねたしか。
めちゃくちゃ良かったので、マジで?と言いながら聴いたのを思い出します。
こんな風に、以前ではできなかった、人に「これオススメ!」と言われてYouTubeの動画を進められてもわかった~で終わってた問題をSpotifyで即聴けるというのがここ最近の音楽の幅が広がった要因だなーと思います。(それでもなお貯まっていくプレイリスト)
今さっき調べてみたら社会人バンド……ATATAとかナードマグネットと同じ社会人バンドなの!?
流通上のジャンルはジャズらしいのですが、ジャンルは特に決めてないという色々な要素を持ったインストバンドです。こういうジャンルレスなやつだいすき
インストバンドだと楽器同士のセッションがメインになるんですが、今回のアルバムは聴いててリラックスできるような穏やかにできるけど踊れるといういいとこ取りのようなアルバムになってて、通しで聴いたときには新しいこんなバンド知れてめちゃくちゃテンションアガりました。
他人のオススメはちゃんと聴こうね…
5位
jizue/Seeds
こちらもインストバンド。
ゲスト招いて歌ものもやってました。
YouTubeのオススメで飛んできてお~ええな~と思ってそのままにしてた。
そっから10月くらいに、新しいアルバムがヤバいという話をどこからか掴んできて即視聴して度肝を抜かされたアルバムがこれです。
toconomaが調和なら、こちらは静穏と激動のカオスと言っていいほどクッキリ分かれているバンドという印象。
バンド内で楽器で戦ってるんじゃないかと思うくらいバチバチのセッションをしてる曲もあれば、穏やかな曲もあり、そのメリハリとスケールの大きさにビビりました……
絶対ライブ楽しいやつじゃん!!
めっちゃ盛り上がるやつじゃんっッッッッッッ!!
ふるいやつもききます。
4位
Weave/The Sound Ⅱ
こちらも音楽仲間から教えてもらったバンド。
何の気なしにタイムラインに上がってたSpotifyのリンクで飛んで視聴。
ちなみにエモはマジでよくわかってなくて、ATATAのナベさんがオススメしまくっててライブも見に行ったSTAR MARKETと、日本のエモeastern youthくらいしか認識できていません。(もっとあるかな…?)
そんな私でも、こんなにドストレートなエモのバンドが日本にいたのか……!!と1人でアルバム聴きながら興奮してたのを思い出します。そんでアルバム買ったらめちゃくちゃ歌詞カードが気合い入ってて良かった。
最近の流行とは完全に真逆ですが、こんなバンドが現在でも存在するということがわかるだけで、私のようなオッサンでも、まだまだ新しい音楽を知ろうとしていいのだなと思いますね。
このバンドもめちゃくちゃライブ行きたい……
定期的に聴きたくなるアルバム。
3位
Age Factory/EVERYNIGHT
ブログ立ち上げ前、前回のアルバムの「GOLD」を、しれっと個人的に年間ベスト1位にしてました。あのアルバムは本当に凄まじいアルバムだった……
夜明け前の広大な草原の土みたいな泥臭さと壮大さだった気がする。(奈良公園?)
次作のアルバムはどういう感じに行くだろう?と思ってたら、別方向にすさまじいものが来ましたね……
前作が早朝なら今作は真夜中みたいなアルバムで、聴いてると夜行バスの移動途中で降りたサービスエリアみたいな、少し寂しいけど希望や楽しみがある前段階のような、独特な雰囲気を持ったアルバム。
(というか、二作連続で聴くだけで風景想像させるアルバム出すってすごくない????)
Dance all ~もいいしmerry go roundも、先行配信曲もすべてひっくるめて静かにブチ上がる曲が多くてめちゃくちゃ好き!ワンマンとかでしっかり見たい。
聴く頻度とか衝撃とかで3位です。
では2位。
2位
ドミコ/VOO DOO?
この位置にランクインした理由の大部分は今年レコードプレイヤーを導入したことです。
コロナで時間が有り余ってたので部屋の大改装して、念願だったレコードプレイヤーを置く場所を確保。
これによりCDの他にレコードも買うようになりました!!!
ああ金がまた飛んでいく!!!
まあでもレコード導入でコレクションにしかなっていなかったアーティストのレコードも聴けるようになったので良いからセーフセーフ。
導入後にアクモンとかRadioheadとかKraftwerkとかいろいろ買っていた中に、去年発売されたドミコの「Nice Body?」がありました。去年にチラッと聴いてた記憶。
これダウンロードコードついてると勘違いして買ったんですよね……
パソコンに音源として取り込めんでもまあ聴くか……という気持ちでレコード針を。

多分レコードの音質とドミコの音楽がめちゃくちゃ合ってたんですよね。少し荒い感じのギターと乾いたスネアの音とデカい音で聴きたい感じ。
あとレコードは当たり前だけど巻き戻り機能なんてないし、片面全部聴き終わらないと止まらないので、1曲目のペーパーロールスター良かったな~と思ったら盤の最初から聴くしかないんですよね。
ってなると延々同じ曲順で聴くことに。そうすると思ってくるんですよ。このアルバム、変動するロックをギターのリフで押し出してたのもあってめちゃくちゃええやんけ!!!
ロックだけじゃなくて、ちゃんとロールがある!!最高!!!
とドハマリしてる間に今作EP「Voodoo?」が発表。この曲数でEP…?
1曲目の「化けよ」からサイケな印象もあったりリードトラックの「ビリビリしびれる」でバシッとキメたり、ジャンルに縛られない変容する一筋縄ではいかないバンドというのがわかる作品で、よりいっそう好きになりました。
前見た時よりスゴくなってるんやろなあ……去年のベイキャンでなぜ見なかった私。
ということで、前作含めての二位でした。
去年のアルバムはルール違反?私がルールだからセーフ!!
次でラスト~
今年のベストアルバム(1位)
Gezan/狂(KLUE)
このアルバムに対してもう私が言うことなくない???????????
いろんな名ブロガーやらインタビューしてるからもうそっちを呼んでください……
「今の状況を預言したかのようなアルバムで、今年の一枚にふさわしい!」
……とかは正直微塵も思っていなくて、単に今年聴き始めたというのと、聴いたときの衝撃度が今年の中でブッチぎりでスゴかったからという単純な理由です。
好きは社会の状況で左右されん。
本当にアルバムとして速さ(BPM)を統一して展開していく離れ業をやってのけてるアルバムは、心地いいと共に暴れたくなる衝動を詰め込んだ曲もあったりして、その統一されたバラエティ感もスゲエ良かったです。
あと、結構な曲が先にライブで披露されてて、イメージ先行されているはずなのにアルバムのコンセプトに合っているというのはマジでスゴい……
もちろんアルバム買って即ワンマンライブのチケットを取りました。
コロナで延期になりまくってていつ見れるのだろうか……チケットは握りしめたまま、30分だけ集まる部族としてその時を待ちます。
最後に
今年もいいアルバムと曲たちに出会うことができました。
それも色々な曲をオススメしてくれるTwitterの住民とイベントやライブの音楽仲間とSpotifyのおかげです。
今年はジャンルの沼にハマりかけたのですが、来年は大いに浸かっていくことでしょう・・・
今邦楽で気になっているのは現代ジャズとkawaii musicですね。
来年も面白い、脳に衝撃をもたらしてくれる曲に出会えることと、何も考えずにアホみたいにライブハウスで遊べることを願って、今回の邦楽年間ベストを締めたいと思います。
洋楽はまたTwitterで発表してから記事作成に入ります。ようやく決まったよ!!!
Twitterにも上げてた、今回の年間ベストから1曲ずつ選曲したプレイリストと、全部まとめたプレイリストを載せておきますね。
10曲選曲。
全部。
洋楽編は年内には絶対仕上げます。ではまた。